旅行に出かける

体調が以前より不安定になってから、旅行に出かけることが減りました。猫を飼うようになったこともありますが、体力的に持たないのと予定を立てにくいことも大きいです。実際に旅行の最中に体調を崩し、後から高熱を出したりしたこともあり、それがトラウマになって、楽しい予定を立ててもちゃんと楽しめるか心配でたまらなかったりします。

双極性障害など持病を持つ人の中には時々海外旅行を楽しむというような人もいれば、調子が良い時に近場に出かけるのがやっとという人もいるみたいです。毎日家でじっとしているのは気が滅入るので、日常を離れられる旅行が可能であれば、日帰りでも一泊でも良い気分転換になると思います。

先日、週末を利用して久しぶりの一泊旅行をしました。行き先はユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)です。一泊だと猫もお留守番させられるし、体力もなんとか持つのではと考えました。なぜUSJに行きたかったかというと、最近ハリー・ポッターがマイブームだからです。もう20年も前の作品ですが、実は少し前に一挙放送で観るまで映画を観たことも本を読んだこともありませんでした。それが急にドハマりしたというわけです。

とにかく旅行の日まで風邪をひかないこと(と言っても先月インフルエンザにかかって以来、喉の調子が悪いままなのですが)、できるだけハリー・ポッターのことを考えてテンションを保つことを心がけました。しかし行く直前になって仕事でストレスを抱えることになり、結局は体調も気分も少し下がり気味になってしまいました。

それでも行きがけの新幹線の中で、買っておいた原作本を読み始めて、USJに着いてホグワーツ特急のレプリカを観た時にはかなりテンションが上がっていたと思います。ホグワーツ城も素晴らしかったです。初めは小雨がぱらつく天気だったのですが、どんよりした雲がお城の雰囲気を引き立てていました。映画の世界を再現したお店が並んでいて、魔法を試せるスポットも所々にあり、ハリー・ポッターの世界観を味わうことができました。

夜は薬を飲んだにも関わらずなかなか寝付くことができなかったので、疲れが取れずに2日目はかなりバテ気味でした。お腹も壊していて、身体に力が入らず、大行列のアトラクションには並べませんでした。一泊二日でも持たないんだなあと残念な気持ちになりましたが、時々休みながら散策を楽しむことにしました。

障害者向けに、入場チケットの割引があるほか、文字が大きめで細かな説明のついたサポートマップをくれたり、私は利用しませんでしたが行列に並ばずにアトラクションの待ち時間を過ごせるサービスなどもあるようでした。体調不良や金銭的な問題から外出が億劫になりやすいものですが、こういう支援があることはとてもありがたいです。

おかげで無事に一泊旅行を終えて帰ってくることができました。今もハリー・ポッターの原作の続きを寝る前などに読んでいますが、不思議と入眠しやすくなりました。

スポンサーリンク