初めての血糖値測定器

私は10代の頃から低血糖症状があり、10数年前に反応性低血糖症の診断をされたのですが、その後は食事に気を付けるだけで特に何も治療はしていない状態でした。低血糖症状は時々ひどくなることがありましたが、ほとんど家で過ごしている分にはそれほど困った事態にはならずに済んでいました。

ところが昨年の年末から今年の初め頃にかけて、どういうわけか低血糖症状が一日中しょっちゅう出ているような状態になりました。脱力感や飢餓感が強く、不安で動悸がしたりめまいがしたりしました。この時期はメンタルの調子も悪く、全体的に体調が悪かったので、本当に低血糖なのかどうかよくわからないとも思いました。

血糖値測定器には以前から関心があったのですが、今は指先を毎回針で刺したりしなくても連続測定できるものがあることをパートナーが教えてくれました。会社で社員の健康促進用に使っているんだそうです。

これはFreeStyleリブレのパッケージ写真ですが、左が読取装置、右がセンサーです。このセンサーを腕に装着することで、2週間いつでも読取装置を「ピッ」と近づけるだけで血糖値(厳密にはグルコース値)を測定できます。
思い切ってこれでしばらく血糖値測定をしてみることにしました。

このようなアプリケーターを腕にくっつけて「ガコン!」と押すと円形の板状のセンサーが腕にがっちりと貼りつきます。なんか太い針が見えていてすごく怖かったんですけど、これが身体にブスッと刺さるわけではないみたいですよ。皮膚の浅い所に刺さるだけらしいです。実際、それほど痛くなかったです。

センサーはつけたまま入浴したり運動したりしても平気なのですが、引っかかったりしたら嫌なので、私は薄い防水テープを上から貼っていました。センサーの粘着が強くてはがれる心配はなさそうでしたが、ちょっとかぶれてしまいました。ずっと使わなければならない場合はしんどいかも。

意外だったのは、低血糖症状を感じた時でもそれほど低血糖になっているわけではなかったことです。食後に血糖値が上がって、そこからガクッと下がる時に症状が出るようだとわかりました。あと、何を食べた時に血糖値が上がりやすいのかがわかったのは収穫でした。

私はセンサー2個で1か月測定したのですが、後半はデータを見て食事を改善したので、少し調子が良くなったように感じました。食べる順番とか気を使ってはいましたが、さぼっていた部分もあったので…。

・パンはライ麦パンに、お米は雑穀米にする。
・清涼飲料水はやめる。
・お昼ご飯は炭水化物中心にせず、前日の夕食の残りを食べる。

こんな具合です。あと考えたら、体重減らしたくてしばらく夕飯のお米を抜いたりしていたのも良くなかったのかも。

測定したデータは専用ソフトでグラフで表示することができ、印刷もできます。私はこのデータを持って糖尿病内科を受診することにしました。つづく

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