低血糖症と食事

私は過集中(物事に集中しすぎること)のために、食事や睡眠を疎かにしてしまうことがよくありました。
特に食事に関しては「ごはんよ」と声をかけられてもすぐに作業を止めることができなかったり、お腹が空いたと感じてもそれを無視して作業を続けてしまったりすることが、今でもあります。自分は低血糖症だから症状が出る前に気を付けなくてはならないことを知っているのに、目の前のことを優先してしまうのは、やはり行き過ぎです。

自分のこういう性質を知ってからは、極力食事の時間を大幅にずらさないなど、気をつけるようにはしています。お昼ごはんは、猫にご飯をあげる時間と重なるので、猫に急かされてごはんをあげた後、自分もなるべく早く食べるようにしています。一人の時はアラームを鳴らすなどしても良いかもしれません。

食事については、反応性低血糖症の診断を受けた時に医師から注意がありました。血糖値の急降下を防ぐには急上昇も防がなくてはなりません。まずは野菜から食べること、次に肉や魚を食べて、炭水化物など糖質の多く含まれているものは後から食べること、など食べる順番を気をつけるように言われました。
最近糖質ダイエットが流行っていますが、糖質を制限するというよりも、食べる順番を変えて糖の吸収をゆるやかにすることが大切なようです。炭水化物は脳の大切な栄養ですし、量より質だと言われているので、完全にカットするのではなくバランスよく食べることが必要だそうです。

血糖値の急上昇を防ぐには、GI値(食後の血糖上昇度を示す値)が低いものが良いとされています。例えば白米より玄米や雑穀米、パンなら全粒粉パンやライ麦パン、精白糖よりてんさい糖などが良いそうです。我が家では砂糖は白いものは使わず、てんさい糖を使うようにしています。全く食べないのではなく、こうして別のものに変えれば良いのです。

私は体調が悪くなってここ何年かは、もうほとんど料理をしていません。食欲自体が湧かないことが多く、食材を買うことも料理を作ることも以前より興味が持てなくなってしまいました。もともと水仕事が苦手なのもあって、今はパートナーが料理をしてくれています。
お昼は自分でインスタントラーメンなどで済ませてしまうことが多いです。これではいけないとは思うし、実際午後は低血糖症状が出てしまうこともあるのですが…。でも全体的に見ればそこそこ食生活に気をつけていると言えると思います。少なくとも実家での食生活よりはずっと改善していると思うから(親もかなり適当で偏食なのです)。
食生活を完璧に整えることはなかなか難しいですが、無理のない程度のことを継続していきたいと思っています。

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