躁鬱気質
以前に「あれは躁だったのか」という記事を書きました。自分の思い出の中のキラキラ時代はただの躁に過ぎなかったのかと落ち込んだ話ですが、その後もいろいろ考えてみました。
双極性障害の人はエネルギーのバランスが悪いのだと思います。キラキラ時代はマックスにエネルギーを使っていた時だとすると、持てる力を発揮していたことに違いはないです。だけど、マックスにエネルギーを使い続けてしまったら人は倒れてしまうので、普通はバランスをとると思うのです。そのエネルギー配分の悪さが病的になっているのが双極性障害なのではないでしょうか。
何かに熱中したり興奮したりしていたかと思えば、ぷいと飽きたり急にテンションが下がったりするようなタイプの人は、周りを見渡すとチラホラいます。私の場合は、そもそものエネルギー配分の悪さはADHDの性質によるものかなと思っています。
そういうタイプの人があれこれクリエイティブな活動をしている(しかもクオリティーが高い)のを見ると、なんとも言えない気持ちになります。羨ましさでしょうか。あれは一種の特殊能力とか超能力のようなものだと感じます。
今の私は昔のように深夜遅くまで寝るのを惜しんで何かに没頭することはありません。というか意識的に規則正しく寝るようになりました。あれやこれやとアイデアが止まらなくなった時はおそらく軽躁状態です。治療するようになって、私の極端な部分はある意味治療の対象になったのです。100%を経験していればできるだけマックス出したいものですが、医師には70%で良しとするように言われました。多分薬でも抑えられていると思います。だから無茶できる人が羨ましいです。
自分のキラキラ時代は最大限の自分の力を発揮した結果。でもそのエネルギーが良いことばかりに発揮されるとは限らない(ブレーキが利かない)ので問題なんでしょうね。治療しない生き方もあるのではと思うこともありますが、治療にいたるまでの苦しみを思うと、波の大きな人生を選ぶのはなかなか難しいですね。
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