記憶力のアンバランス

最近、記憶力の衰えを感じることが多いです。話をしていて言葉が出てこなくて、会話が止まることがあります。それが仕事や趣味など自分が日常的に使っていた言葉である場合も少なくないので、忘れてしまう自分にショックを受けたりします。歳のせいも多少あるかもしれないし、鬱のせいもあるかもしれないし、あまり人と会話せずに毎日を過ごしているのも影響しているかもしれません。

私は子供の頃、記憶力が比較的良い方でした。犬や猫などの図鑑が好きで、写真や実物を見てすぐに名前を言えましたし、興味のある分野に関しては本で読んだ内容や人の名前などを詳しく覚えていました。そうした記憶力は多くの人は幼い頃には持っているそうなので、珍しいことではないのかもしれません。

今でもたとえば飲んだことある薬の名前や特徴などはよく覚えています。元製薬会社の方と話をした時に、私の口から薬の名前がスラスラ出たので薬関係の仕事をしているのかと聞かれましたが、病気を抱えている人の中には薬に詳しい人がわりといるように感じます。薬の名前はカタカナで覚えにくいものが多いですが、興味があることは覚えられるのかもしれません。

ただ興味を持ってわーっとたくさん覚えたことでも、他のことに興味が向くとコロッと忘れてしまうことが最近は特に多いような気がします。子供の頃に覚えたことは今でも結構覚えていたりするのに不思議です。

自分は若年性認知症なんじゃないかと考えたこともありましたが、脳神経外科でCTを撮ってもらった時には異常はないと言われました。精神科の先生に「記憶力が衰えている気がする」と訴えたら、「あなたは少し忘れた方がいいんじゃないですか」と言われました。私は必要なことを忘れてしまうのに、昔の嫌な出来事はいつまでも鮮明に覚えているのです…。そしてしょっちゅう思い出してはくよくよしたり、人を責めたりしてしまうのです。

私はこのことについて、親にも「しつこい」とよく言われましたし、自分はよほど執念深いのだろうかと悩んできました。でも最近、発達障害のことを調べた時に「記憶の仕方が違う」というようなことが書かれているのを見つけました。私は嫌な記憶が映像のようにフラッシュバックするのですが、やはり映像として嫌な思い出を記憶していたり、言葉を一言一句正確に記憶していたり、そういう記憶力の良さ(逆に言うと忘れる能力が低い)によってうまくストレス処理ができないということがあるみたいです。

記憶力は良いとか悪いとか単純に言えるものではなくて、覚えておくべきことと忘れて良いことの処理をうまくできるかどうか、それが大切なんだろうなと思いました。その点私はちょっとアンバランスなのかもしれません。

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