婦人科から精神科へ2

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婦人科の先生に紹介状を書いていただき、私はネットで散々口コミを読んで絞り込んだメンタルクリニックへ向かいました。精神科・心療内科・内科の看板を出している個人クリニックです。以前の体験があったので、もう大学病院はこりごりでした。

主治医は優しそうなおじさん先生でした。初診では問診票を書いて、1時間近くこれまでの経緯を話したと思います。私はその時家族の問題などで精神的にかなりまいっていたにも関わらず、仕事で新しく事業をたち上げようとしていて、そのことを先生に話しながらやたらご機嫌だったのを覚えています。

最初は特に診断名を告げられることはなく、婦人科より薬の種類が多いということでレクサプロやサインバルタなど別の抗鬱薬を試すことになりました。先生は一度に多くの薬を出すことはせず、無理な指導もされなかったので、そこは安心できました。
以降は2週に1度通院して、先生に薬の効き具合や副作用、その2週間の出来事を報告するのがいつものパターンになりました。大体5分〜長くて15分くらいでしょうか。比較的話を聞いて下さる先生です。

その頃の私は、将来に絶望したかと思えば、急に資格試験の勉強を始めたり、やたら買い物をしたり、YouTubeでダンスを覚えたり、イライラしてクッションをぶん投げたり、後になってみるとなんだか浮き沈みがいつにもまして激しかったです。体調が良くなったかというと、相変わらず日によって身体が痛かったり不眠になったり過眠になったりきつくて何もできなかったりしました。なので、薬の効き目は今ひとつという感じでした。

1年近く通った頃、まだ診断名は告げられず、かなりの薬を取っ替え引っ替え試してもう万策尽きたのではと感じました。通院を始めて1年でも、具合の悪い歴はすでに20年以上になっていましたから、もうその曖昧な状況に耐えられなくなっていました。私は自分でもかなりネットや本を読んで勉強し、先生に出せるだけの情報は出していましたから、そもそもこういう細かな聞き取りや分析は先生の方からして欲しいのにと思うようになりました。薬を飲んでも具合は悪いし、もしかしたら薬の副作用のせいで具合が悪いのではないかと思いました。

そしてある日、私は予約をキャンセルし、通院をやめたのです。

>>「婦人科から精神科へ3」

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