蓄膿症の治療の変化

学生の頃に耳鼻科の先生に「蓄膿がひどくなっとる!治療しないと手術しなきゃいけなくなるよ!」と突然言われました。
その先生は無口(というか無愛想)で職人気質な感じのおじいさん先生だったのですが、それまで特に蓄膿だからどうすればいいとか説明されたこともなかったので、私はうろたえ「どうすればいいんですか!?」と聞きました。そしたら「毎日通いなさい。」とだけ言われました。

それまでも鼻炎で通院してはいたものの、そんなにひどい蓄膿だなんて自覚していませんでした。早く言ってくれればいいのに…と思いましたが、仕方ないので毎日おとなしく通うことにしました。

蓄膿症とはつまり慢性副鼻腔炎のことですが、目の下や額部分にある空洞に膿が溜まってしまっている状態です。当時(今から20年ほど前)の治療は、耳鼻科でその膿を吸い出し、薬をつけるという地道なものでした。今でも耳鼻科でやることとほとんど同じですが、現在は抗生物質の種類が色々出ているので、それを服用して、病院にはそれほど通わなくても済む、ということになっているみたいです。昔は今より良い薬がなかったので、頻繁に通院して処置をするしかなく、ひどい場合は大掛かりな手術をしていたようです。

「風邪をひきなおしとる!」と治療の途中で言われ、治療が長引いて確か1ヶ月近くかかったと思いますが、最後の方は驚くほど鼻の具合が爽快になりました。「うん、綺麗になった!」と先生が一言仰ったのを今も忘れません。

その後、私の鼻は何年間も自分史上最高の状態でした。鼻水がサラサラなのです。風邪をひいてもすぐに治り、泣いたって決してドロドロしたり詰まって息ができなくなることはありませんでした。鼻の具合が悪くないというのはなんて素晴らしいことなんだろうと思いました。
あの頃鼻うがいを知っていたら、もっと長くいい状態を保てたのかもしれません。

何年後かにまた副鼻腔炎になって、その後は現在までずっと、あの時ほどの快適な状態にはなっていません。耳鼻科で抗生物質をもらうと、薬がなくなる頃に治らなければまた来てくださいと言われ、抗生物質が合わなければまた薬をもらい、そうして数週間で落ち着いたらそのまま病院には行かないというパターンが多いのですが… 本当には治っていないのかもしれませんね。

膿を排出する薬を飲むよりも、病院で処置をしてもらった方がラクになります。医師は「今はいい薬があるから」と言いますが、私はあの時の体験があるからこそもっと良くなるのではないかと思うのです。

スポンサーリンク

シェアする