前回ひどい鼻炎になった後、いつまでも後鼻漏がひどいので耳鼻科に行ったら、レントゲン検査では「副鼻腔炎ではない」と言われました。消炎剤で一時軽快はしたものの、治りきらずにひどい咳が続きました。
副鼻腔炎のほかにも同じような症状が出るものはないのだろうか…とインターネットで調べたところ、「慢性上咽頭炎」という病名が出てきました。

上咽頭炎は、鼻と喉の間部分の炎症で、ファイバースコープでなければ見つけられず、ファイバースコープでも知識のない医師は診断できず、かつ知識のある医師がまだ少ない(耳鼻科医でも知らない人が多い)というものです。上咽頭は鼻や喉から入ってくるウイルスに対する門番のような免疫器官であるため炎症しやすく、これが風邪などで急激にひどくなるのが「急性上咽頭炎」であり、この炎症が慢性化したのが「慢性上咽頭炎」だそうです。後鼻漏の記事に書きましたが、まだあまり研究の進んでいない部位なんだそうです。

これまであちこちの耳鼻科に行きましたが、「上咽頭炎」と言われたことは一度もありませんでした。こちらから聞いても説明をしてもらえることもありませんでした。ファイバースコープを基本的な診断に使う病院ですら何も言われませんでしたし、粘っこい鼻水や後鼻漏、頭痛などを訴えると大抵は副鼻腔炎の治療をされました。
なぜだかわからないのですが、ファイバースコープを設備として備えている耳鼻科は今では多いようなのに、全然使ってくれません。口をアーンと開けてみるのは内科でもやりますけど、のぞいただけじゃ見えない部分の病気はどこで見つけてくれるんでしょうか。

慢性上咽頭炎について知識のある数少ない医師の間では、抗生物質で根治ができないので「Bスポット療法(EATという名称に変わったらしい)」をおこなうのがスタンダードだそうです。が、実は昭和にこのBスポット療法が知られていた時代があったそうです。患者が痛がる、診療報酬が安い、「万病に効く」というふれこみが敬遠された…などの理由から普及しなかったそうですが、今になってまた見直されてきている治療法らしいです。ちなみに私のかかりつけの医師は誰も知りませんでした。

私はインターネットで専門医を見つけて予約をし、診てもらいました。その結果、重症の慢性上咽頭炎と診断されました。こんなにひどいのは稀に見るとあまりに言われたので、ショックを受けたくらいでした。でも、ずっとつらかったのが気のせいではなかったとわかったのは良かったです。

上咽頭炎と言っても、後鼻漏や喉の痛みのほか、関節痛、微熱、肩こり、頭痛、皮膚炎、鬱など様々な症状を引き起こすそうで、逆に「機能性身体症候群(過敏性腸症候群、慢性疲労症候群、PMS、PTSD、顎関節症、その他)」と言われる疾患を持つ人にもひどい上咽頭炎のある人が多いそうです。そう言われれば、私の今の状態もなるほど説明がつくなあと思いました。上に紹介している本『道なき道の先を知る』では、上咽頭と近い位置にある大脳辺縁系に機能障害が起きることで、機能性身体症候群を引き起こしているのではないかという仮説が記されていました。

やっと原因がつかめたので、私はBスポット療法(EAT)を受けてみることにしました。
ちなみに上記の本の著者の新刊はこちら。

特設サイトが作られていて、Bスポット療法(EAT)を受けられる病院のリンク集が載っています。http://special.asa21.com/special/eat/

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