敏感すぎる腸(過敏性腸症候群)

10代の頃から呑気症のために胃が膨れて吐き気がしたりして困っていましたが、だんだんと腸の張りやガスの多さが気になるようになった時期がありました。当然飲み込んだ空気が腸に移動して張るということもあるのですが、胃の吐き気よりも腸の左側(あばらの下辺り)の痛みの方が気になるようになったのです。

それで20代の頃に「過敏性腸症候群」という病気があることを知り、地元で専門医を探して診てもらいました。やはり過敏性腸症候群であることは間違いないと言われました。
これはストレスや腸の知覚過敏によって、痛み、ガス、便秘、下痢などの症状に頻繁に悩まされる病気です。検査をしても異常が見当たらないことが多いです。私の家族は父も妹も同じ傾向があるみたいで、遺伝的なものもあるのかもしれません。

お腹が冷えたり消化力が落ちているような時に急激に腸が張る(カチカチに動きが止まったようになる)こともありますが、私の場合はそれに加えて、出かける用事のある日や人に会う予定のある日などは朝から下痢になります。何かちょっとしたストレスを感じてもすぐに腸が反応するような感じです。こういうのは通勤電車に長く乗る人や、会議などで時間に拘束される人は本当に大変だと思います。トイレの場所を確かめておかないと出かけられないという話も聞いたことがあります。私は子供の頃、頻尿で授業中や1時限終わるごとにトイレに行っていたのですが、こういうことも大人になるとかなりの精神的負担になると思います。生活や仕事に支障をきたし、その不安感からまた症状が強くなるという悪循環が大きな悩みになります。

昔、過敏性腸症候群の患者さんばかりが集まる掲示板で仲間を見つけて、メールのやり取りをしたりしたことがありました。当時はまだSNSなどが今ほどメジャーではなかったですが、同じ苦しみを分かち合える仲間と話をするだけでも、少し気持ちがラクになりました。周囲にも理解者を作ることができれば、かなりプレッシャーから解放されるように思います。

精神科に通院し感覚過敏を指摘されるようになって、何かにつけ先生が「あなたは敏感」と言うので、初めはこれについて「自分の気にしすぎだと言われているんじゃないか」と被害的な気持ちになっていました。でもある時「過敏性腸症候群だって気にしすぎなわけじゃない、ストレスや痛みに過敏に反応してしまうということなんだ」と気付きました。それで、感覚過敏についても自分の体質みたいなものなのだと受け止めることができました。

私は今は呑気症と同じく、過敏性腸症候群に対して特に継続した治療はおこなっていませんが、ストレスが多かったり調子の悪い時期には下痢が続いたりするので、その時に応じて先生に相談するようにしています。

スポンサーリンク

シェアする