Bスポット療法(EAT)を受けてみた

<<「慢性上咽頭炎」

慢性上咽頭炎の治療のため、私はBスポット療法(EAT)を受けました。

Bスポット療法(EAT)は、塩化亜鉛の希釈液を鼻と喉から擦り付けるように塗る治療法です。仰向けで、綿棒でグリグリやられます。悪い粘膜を擦り落とし、うっ血した状態の患部から悪い血や膿栓を出すのだそうです。少し鍼治療にも似ているような。毎回麻酔をしてもらいましたが、それでも数日痛かったです。直後は涙や鼻水が止まらない人もいると聞きます。私は痛くていつも一目散に家に帰りました。
塩化亜鉛には消炎作用などもあるそうですが、なぜ塩化亜鉛なのかは、私は本など読んでみてもどうもよくわかりませんでした。

治療を受けた後しばらくは炎症がかえってひどくなったような感じでした。鼻と喉の間に違和感があって、微熱も出て、何日かは鼻をかんだり鼻うがいをすると出血していました。落ち着いてきた頃にまた治療をし炎症するの繰り返しで、ファイバースコープも初回のみだったので、どれくらいこれのおかげで治っているのかは正直わかりませんでした。先生が炎症の度合いを確認するのは塩化亜鉛を塗る綿棒を通してのみです(血がべっとり付く)。ほかにも自宅で塩化亜鉛の点鼻や鼻うがい、生理食塩水の吸入などおこなってきました。どんなに症状が重くても薬は出ませんでした(病院によっては薬物治療も併行するみたいです)。

根本治療は根気強くやるとしても、ひどい咳がもう何ヶ月も続いていたので、私は不安を訴えました。すると「この治療とセルフケアをすれば、薬はいらない、治療してないと思うなら来なくていい。」そう言われました。精神的にもかなり参っている時に堪えました。やっとここまでたどり着いたというのに。薬はいらない、喘息だって治せる、治ればかかりつけ医もいらない…先生の話が私には理想論に聞こえました。誰も好き好んで薬を飲みません。先生が見ているのは目の前の患者じゃなくて、自分の信じる治療法じゃないのかなと感じました。

治療さえちゃんとできれば先生と意思疎通ができなくても気にすることはない、そう思って通院しましたが10回ほど受けても手応えが得られず、結局行くのをやめてしまいました。具合の悪さはその日によって違うので、感覚的にはあまり変化していないです。
咳だけは止まりましたが、日々の鼻うがいの効果のような気がしています。

奇跡的な回復を遂げたというよりも、改善したけれど不調になるたびに治療に通っているという話をネットでは多く見かけます。免疫器官という上咽頭の役割から言ってもそういう性質のもの(完治でなく寛解を目指す)なんじゃないかなと思いました。素人考えですが。
痛みの感じ方も抵抗力も回復力も人によって様々ですし、この治療を始めた時にも言われました。「治るかどうかは人による」と。
ちなみに、この上咽頭への治療は、後鼻漏や咳に悩む人だけでなく腎臓の病気や子宮頸がんワクチンの副反応に苦しむ人にも有効だそうです。上咽頭の炎症という事実は消えることはないのだから、治療法がもっともっと進化していくといいなと思います。そして治療できる病院も増えればいい。

症状が改善しなくてあまりにつらかったので、耳鼻科へ行って抗生物質ももらったのですが、症状が軽くなりました。やっぱり完治には至っていませんが、吸引して鼻の中を洗ってもらった爽快感が大きかったです。抗生物質は副作用もつらいので、本当につらい時以外は飲まないようにしています。今は毎日鼻うがいをすることで、なんとか調子を保っています。

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