猫と暮らす

うちには雑種の雄猫が一匹います。生まれて間もない頃に母猫と姉妹とともに保護されたのですが、その中から譲ってもらいました。

猫と暮らすのは初めてなのですが、とても面白くて見ていて飽きないです。子猫の時はただかわいいばかりでしたが、大きくなるにつれふてぶてしくなり、でもそのふてぶてしさがまた憎めなくて。なんでも人間に従わずに自分の意思で動いている感じのところがなんだか人間ぽく、飼い猫というより同居人のような気がしています。

体格が大きくて5キロを超えており、いかにも雄猫という風貌なのですが、暴れん坊なところと甘えん坊なところが同居していて、なかなか扱いづらい反抗期の少年のようです。

こういう猫と暮らしていると、具合が悪い時は結構大変です。

ソファーで横になっていると上を飛んでいくのでびっくりすることがあります。腰が痛くて床に腹ばいになっていたら、腰めがけてキャットタワーからダイブされたこともありました(笑ってしまいましたが痛かった…)。猫の中には人間の身体をモミモミしてくれる子もいるそうですけど、その点うちのは手荒です。

それと、人間を驚かせて遊ぶのが好きみたいです。隠れていて私が目の前を通るのを見計らって、バァーっと飛びついてくるんです。私もびっくりしやすい方ではありますけど、本当にびっくりして心臓が止まるんじゃないかと毎回思います。「わあああ!!」と私が大声を出すと、いそいそと別の場所に隠れます。
飛んでくる姿はかわいいのですが、寿命が縮まりそうです…。

でもすごく癒されることもたくさんあります。

先日の記事でも書きましたが、朝起きる時間や食事の時間は猫の鳴き声でいつも知らされます。とても食欲旺盛な子で、食事の時間をいつも忘れないのです。こちらが忘れていても、小さい子供のように立ち上がって腕をポンポンしてくるし、寝転んでいると頭をポンポンしてきます。その姿がとってもかわいいし、私も自分の食事を忘れずにいられるのでありがたいです。高熱を出して寝込んだ時にはさすがにご飯をあげるのも一苦労でしたが。

普段、仕事をしていても寝ていても私の視界に入る場所にいることが多くて、横になっていると添い寝をしてくれることがあります。自分から寄ってきてくっついて寝ている姿を見るのは、本当に嬉しいです。具合が悪い時は特に癒されます。

毎日ごはんをあげたりトイレの掃除をしたり世話をしていると、こんな自分でもできることがあるんだなというか、必要とされているなあというか、そんな気持ちになることがあります。生き物を育てるというのは、そういうことにも意味があるのかもしれません。

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