調子はどう?

人から「調子はどう?」とよく聞かれます。親からたまにメールが来れば「調子はどうね?」と聞かれますし、病院に行っても医師にまず「調子はどうですか?」と聞かれます。パートナーも昼間にメールをくれて「調子はどう?」とたずねてくれます。

私が調子を悪くすることが多いから気遣ってくれているのだと思いますが、実際のところ調子が良いのかどうか、自分でもよくわからないというのが本当です。日によって体調が変動するのもありますし、自分の不調に敏感なようでいて、鈍い部分もあるのです。

本当に調子が良いことが少ないというのもあると思います。昔から毎日首や背中や目が痛かったり、声が出にくかったり、お腹を壊していたり、気分が不安定だったり…何かしら辛いところを抱えていることが多く、それがあたりまえになってしまっているので「普通」のレベルがたぶん人より低いのです。逆に言えば「つらい」と言う時にはかなり辛いのです。だからと言って口に出さない苦痛が平気なわけではありません。

以前、親戚の人が「お姑さんに『今日は元気そう』って言ったら『どこかしら調子悪いんだから元気なんて言わないでほしい。』と言われた。」という話をしていましたが、それわかる、と思いました。「元気」は見た目だけではわからないことがあるんですよね。私も昔入院していた時に、お見舞いに来てくれた友人に「思ったより元気そう。」と言われて後から落ち込んだことがありました。「元気そう」って言った人に悪気がないのはわかっているんですけどね。

普通は「元気?」と聞かれたら合言葉のように「元気!」と返すことが多いのかもしれませんが、つい自分が調子が良いのかどうか深く考えてしまいます。身体の調子、気分の調子、睡眠や食欲、など。何もかもうまくいっている人ばかりではないのでしょうけどね。まるっと元気だとは言えなくて、いつも「最近は眠れていなくて身体が痛いよ。」とか「まあまあ気分は落ち着いてるけど風邪っぽいよ。」とかちょっと具体的な答えになってしまいます。

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