アマビエ・ハンドメイド

ずーっと物作りをする気力が湧かなかったのですが、久々にやる気になって、遅ればせながらアマビエをモチーフにハンドメイドすることにハマっています。SNSなどでアマビエの絵や作品をたくさんの人が公開していて、見ていてとても楽しいので、私もちょっとやってみようという気持ちになりました。

アマビエは、江戸時代後期の肥後国で海から姿を現し、「私は海中に住むアマビエと申す者なり。当年より6ヶ年の間は諸国で豊作が続くが疫病も流行する。私の姿を描き写した絵を人々に早々に見せよ。」と予言めいたことを告げ、海の中へと帰って行ったとされる妖怪だそうです。新型コロナウイルスが蔓延している今、疫病退散のシンボル的存在となっているみたいです。

それでまずは、日本ヴォーグ社の手づくりタウンで配布されている型紙を使って、フェルトのアマビエを作ってみました。

色の組み合わせや飾りつけは自由にできるので、すでにいろいろなアマビエが作られているようです。作っていてとても楽しかったですし、家に使わないフェルトがたくさんあまっているので、ちょうどよかったです。

こちらはポストカードサイズの版画です。アマビエの絵を見て、版画にしてみたら面白いんじゃないかと思い、15年ぶりくらいに昔買ってあった版木などを取り出して彫ってみました。久しぶりの彫刻刀は結構体力と集中力を使って疲れましたが、楽しい時間になりました。

しかしいよいよ刷るとなると、家にあった絵の具に糊を混ぜたら失敗し、水の入れ具合によっても良し悪しが異なり、紙によっても仕上がりが違い、なかなか思うようにいきませんでした。もう少しうまくなりたいです。

私の場合は家にいること自体が苦痛ということはないのですが、散歩や買い物に気軽に出られないのはやはりストレスを感じます。そしてこれだけ家にいる時間が長いのに、何かする気力が全然湧かないということが苦痛でした。だから、今ちょっと物作りの楽しさが復活しているのはアマビエ様のおかげかなと思っています。

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