楽器の独学で悩むこと

アコーディオンの練習記録を時々このブログに書いていたことが、マンドリンの独習にも役立っているので、マンドリンのこともいろいろ書こうと思っていたのですが、始めてあっという間に5カ月が過ぎました。

トレモロ奏法は日によってうまくいったりいかなかったり難しいですが、少しずつ好きな曲を弾けるようになってきました。どこまで到達できるかはわかりませんが、地道に練習すれば未経験の楽器もとりあえず弾けるようになるんですね。

そして、アコーディオンの方はボタン式に転向することにしました。こちらは当初目標にしていた曲も一応弾けるようになり、入門機にだんだん不足を感じてきていたので、より高スペックのものが欲しいと思っていました。今後は主にスウィングミュゼットなどフランスの音楽を弾いていきたいこと、手が小さくて鍵盤で手を広げて弾き続けるのがつらいことなど考えた結果、思い切ってボタン式に手を出すことにしました。

マンドリンの話に戻りますが、2カ月目くらいに左の人差し指の第2関節と側面、さらには右手首に痛みが出るようになりました。冷やして温める、湿布をするなどしてもなかなか治らずに焦りましたが、練習を休んだり、弾き方を変えたりしているうちに落ち着き、病院に行くには至りませんでした。今はほぼ痛みは出なくなり、弾く前と後にストレッチをしています。

楽器を始める時に、正しいフォームや身体の使い方を身につけることがとても大切だと感じていますが、これが独学で最も難しい気がします。正しい手の形、正しい姿勢というのは人によって違います。だから教本や動画に従っていた手の形をまず変えました。痛みは「無理」ということを身体が教えてくれているんですよね。私の手の小ささ、小指の短さなどは、目の前で見てもらえない限り、誰もわかってくれないんです。だからそれで無理のない弾き方を見つけることが、独学の大変さだと思うのです。

アコーディオンの時も初めは腰や背中や肩などに痛みが出ましたが、体幹ができて上下左右のバランスが取れてくると苦痛なく弾けるようになりました。練習で必要な筋肉が付いてくるというのもあると思います。マンドリンは軽い楽器ですが、同じくバランスが大事なんですね。

私自身はとてもアンバランスな人間ですが、楽器でバランスをとることを学びながら長く楽しんでいきたいです。

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