慢性上咽頭炎と呑気症
慢性上咽頭炎の情報を求めてここにたどり着く方が、ちらほらいらっしゃるようです。呑気症(空気嚥下症)も同様にアクセス数が多めです。困っている人がいるのに情報は少ないのだろうと改めて思いました。今回はこれらに関してバラバラ書いた記事のまとめをしてみようと思います。
私が子供の頃から苦しんできた症状
- 後鼻漏(ネバネバした鼻水が喉に落ちて非常に不快、眠れない)
- 咳(何ヶ月も続く空咳)
- 呑気症(空気を呑み込んでしまい、お腹が非常に張る、吐き気がする)
これらに関連性があるらしいことに経験的に気づきました。喉から胃にかけて粘液(痰、鼻水)が多いのです。喉の不快感が強いことが、咳や空気嚥下に影響しているようです。
後に「喘息様気管支炎」「副鼻腔気管支症候群」などの診断名を経て、「気管支喘息」「慢性上咽頭炎」と診断されました。
慢性上咽頭炎は重度で、診断後におこなった治療・ケアは
- Bスポット療法(EAT)
- 鼻うがい
- ネブライザー(生理食塩水)
- 口テープ
- 漢方薬
- 抗生剤
- 点鼻薬(ステロイド)
Bスポット療法(EAT)は思ったような効果を得られずに断念しました。塩化亜鉛は大変刺激が強く、副作用はないそうですが、この治療法がフィットする人としない人がいるのではというのが私の個人的感想です。
鼻うがいとネブライザーは乾燥しがちな粘膜を洗ったり潤したりするのにとても良いと思います。後鼻漏が気になる時は、私はまず鼻うがいをします。
睡眠中に口の中を乾燥させず鼻呼吸をするために、口にテープを貼るというのも試しました。たしかに起きた時の喉の乾燥感が和らぐような気がしました。ただ、マスキングテープとかサージカルテープとか試したのですが、皮膚が弱いために連続しておこなうのはつらいと思いました。
漢方薬は効果がよくわかりませんでした。いろんな種類があるので、漢方で症状緩和する人もいるみたいです。抗生剤は副作用がありましたが効きました。症状がぶり返すこともありましたが、今は比較的良い状態を保っています。気になる時は鼻うがいをし、調子が悪いと感じたら呼吸器科でもらった点鼻薬を使います。
呑気症については
- マウスピース(歯を噛みしめないように)
- 抗不安薬
- カウンセリング
など試しましたが、私の場合は歯が立ちませんでした。後鼻漏や鼻喉の乾燥感が強い時に、呑気症の症状も強くなるように感じます。ですから先述の通り、鼻の状態を良くすることも症状緩和につながると思います。過剰に空気を呑むことについて、メンタルの問題だけでなく身体的な原因がないかどうかも探るべきです。
あと、歯を噛みしめたり首回りの緊張感が強い場合に、鍼灸は良いと感じました。苦しい時はお腹や腰を温めることと筋肉を緩めることが大切みたいです。
特に目新しいことはありませんが、何かヒントになることがあれば幸いです。
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