今時の海外文通

学生の頃に夢中になっていた趣味を、最近またやるようになりました。それは海外文通です。

興味のある国の人と直接話したいというのはもちろん、単に誰かと話したいというのもあります。その手段として英語を使えば当然上達もしやすくなります。

私は英会話を習っていましたしホームステイの経験もあるので、昔は英語が得意科目だったのですが、あまり使わなくなった今ではすっかり忘れてしまいました。それでも中学生レベルの知識があれば、翻訳アプリなどもあるし、いちいち辞書を引いていた頃と比べものにならないほど便利に英文が読み書きできます。

昔はよく雑誌に載っていたペンパルクラブに入ってペンパルを紹介してもらい、インターネットが使えるようになると自分でペンパル募集の掲示板を探していましたが、今では文通専用のアプリを使えるようになりました。
手紙で文通していた頃は、カセットテープを交換したりアクセサリーなどを同封したりできるのが楽しかったのですが、送ってから返事を受け取るのに随分時間がかかりました。今はすぐに写真も添付できるし、相手の住む街をGoogle Earthで立体的に見られたりして、距離感が変わってきました。

私が使っているSlowlyという文通アプリは、貼りつける切手を選べるようになっていたり、時差によって手紙が届く時間がそれなりにかかるように設定されているので、昔懐かしい手紙の感覚をバーチャルに味わうことができます。それでいて、国とか性別とか興味の対象とかで相手を検索したり絞ったりすることもできて、掲示板サイトなどより便利です。

私は今、ロシア、イタリア、フランスの人とやりとりしています。私が大好きなアコーディオンのお国事情なども聞いたりしています。偶然ですが、ロシアの人はお姉さんがプロのアコーディオニスト、イタリアの人はアコーディオンで知られる町のそばに住んでいて、不思議な縁を感じています。

日本に興味を持ってくれていて熱心に質問をしてくれると、こちらも嬉しいものです。英語で説明する以前に自分がよく知らないこともたくさんあって、改めて勉強させられます。

引きこもりがちだった学生の頃、ホームステイに行って世界が開けたみたいに、海外へ思いを馳せる時間は、自分の世界を広げてくれるような気がします。英語を上達させて、またいつか海外へ行くのが夢です。

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