情報をためる方法:年表

私はいろんなことに手を出しては多くは長続きせず、ハマっていた時にはものすごく勉強して得た知識も、ほかに興味が移るとすぐ忘れてしまいます。そんな自分のパターンに気付いて以来、すごくコンプレックスに感じてきました。

これを吐露した時、主治医は「人には1つのことだけをやり続ける人と、次々にいろんなことを渡り歩く人といるけれど、どちらが優れているというわけではないです。」と仰いました。わりと双極性障害には後者のタイプが多いそうです。そういう気質なのかもしれません。考えてみれば、私があこがれを抱く人は多才な人が多いです。様々な方面で力を発揮する才能を持つだけでなく、きっと人の何倍もの努力をしているのだと思います。

私のやることは自己満足でしかないかもしれないけど、ただあれこれお金と時間と情熱を費やしても、忘れて身にならないのは悔しいです。「あれもこれも手を出しておいて… 」というのではなく、何かやったことを蓄積できないものかと考えました。

そしてそれにはやはり「形に残していくこと」だと思いました。何か作品を作れば形に残りますが、情報は見える形にしていかないとなかなか残っていきません。

私はチャップリンが大好きなのですが、映画を通して言葉の壁など様々な領域を超え、笑いを追求したチャップリンは、困難にユーモアを持って立ち向かうということを教えてくれます。彼のことを知りたくて、映画を観て、伝記や評伝を片っ端から集めました。そしてもっと知りたくなって、イギリスヴィクトリア朝を始めとした彼が生まれ育った時代とその頃の日本についても学ぶようになりました。

これらの学んだ知識をまたそのうちに忘れてしまわないように、そして今まで興味を持って学んだこととのつながりを見えるようにするために、私は自分のための年表を作ることを思いつきました。

チャップリンの生涯を軸に、歴史的事件、インフラ・メディア、芸術・娯楽、ファッション、人権…など自分の興味のあるカテゴリで調べたことを追加していくのです。これによって、国や分野を横断して同時代に生きた人々や出来事が確認できます。一見バラバラのような私の関心事も年表の上でどんどんつながっていきます。大切なのは、自分の興味あることだけを入れるという点です。同様に地図を作るのも面白いだろうと思います。

学んだ事を全部覚えていられたらいいのですが、残念ながら頭にとどめられる記憶の量は限られています。きっとこれからも増えるだろう新しい情報を仕入れるためにも、アウトプットをしていきたいと思います。

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