私は時々、被害妄想的な症状が強くなることがあります。子供の頃から人目を気にしやすい方ではあるのですが、特に鬱状態の時や生理前の情緒不安定の時に、他人の言動に敵意を感じたり、何か自分のことを言われているように感じたりするようになります。

主治医にもこのことは何度となく話していて、厳密には統合失調症などの被害妄想とは違うそうなのですが(厳密に言う被害妄想は自分の感覚を訂正することが非常に難しいそうなので)、私の場合はこういう感覚が強い時とそうでない時とでは自分でも人が変わったように感じることと、先生も妄想というものを広く捉えて考えているということで、広義の被害妄想ということです。

以前は自分の感覚が時期によって変化していることや元々敏感に反応しやすい性質があることに気付けていなかったので、このように感じる自分の感覚が正しくて、実際に人から敵意を向けられている、そしてそういう相手がいけないのだと思っていました。今は、自分の状態があまり良くなかったのかも(過剰に受け取っていたのかも)と気付くことがあります。

何か人から言われた言葉にしても、時間を置いてみると受け取った瞬間に感じたほどの嫌なものは感じないこともあるのですが、瞬間的なショックの方が尾を引いてしまって、さらにそうしたものに対しては記憶力が働くので、何年も何十年も忘れられずにいたりするのです。
メールなどの文章の場合、受け取った瞬間のショックがあっても時間を置いて読み直すことができるので、直接的な会話よりは良いこともあります。対面の会話や電話が苦手なのはそういう部分もあるのかもしれません。瞬間的にカ〜ッと腹を立てたりショックを受けたりしてしまい、後になってそこまで泣いたり怒ったりしなくても良かったんじゃないかと自分で思う時もあります。

双極性障害は気分の波が激しい病気ですが、発症する人にはもともと発達障害的な体質というか、双極性障害気質というのか、主治医の話や本で読んだ話によるとそういうものを持っている人が多いらしいです。だから躁と鬱の波というほど持続するものではないけれどかなり激しい気分の波がある場合には、もともとの性質からくるものと考えて良い場合もあるかもしれず、少なくとも私の場合はそうみたいです。

苦しみの原因が自分の内側にあると受け入れることは簡単ではありません。人のせいだ環境のせいだと思っている方がラクだからです(もちろんこちらの感覚の問題だけじゃないこともありますが)。
病気や発達障害があってもなくても自分の問題に向き合えないことはありますが、自分を客観視できたり、病識を持つことが改善につながっていくと思います。診断をされてから私はすぐには受け入れられなくて苦しみましたが、今はきっと前よりは人を傷つけなくなっているし、敵も減っているし、自分の状態次第で物事の見え方が良くなると思えるようになってきました。

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